屋根カバー工事とは?費用・メリットと選べる屋根材(スーパーガルテクト・ディプロマットスター・アスファルトシングル)を徹底解説
2026.10.15
「屋根の劣化が気になるけれど、葺き替えとカバー工事、どちらが自分の家に合っているのだろう」——屋根のリフォームを検討し始めた方から、このようなご相談を多くいただきます。屋根カバー工事は、既存の屋根を活かしながら費用と工期を抑えられる工法として注目されていますが、すべての屋根に適用できるわけではありません。この記事では、屋根カバー工事の基本的な仕組みから、施工できる屋根の条件、当店で施工実績の多いスーパーガルテクトやディーズルーフィングのディプロマットスターⅡ、アスファルトシングルといった屋根材の特徴、費用相場まで、わかりやすく解説します。
屋根カバー工事とは?基本の仕組み
屋根カバー工事は、屋根リフォームの代表的な選択肢のひとつです。まずは基本的な考え方を確認しましょう。
既存の屋根を活かすリフォーム方法
屋根カバー工事とは、今ある古い屋根材を撤去せずに残したまま、その上に防水シート(ルーフィング)を敷き、新しい屋根材を重ねて設置するリフォーム方法です。「重ね葺き」とも呼ばれます。既存の屋根を撤去しないため、解体・処分の手間がかからず、工事費用や工期を抑えられることが最大の特徴です。屋根カバー工事の目的は、防水シートと屋根材という「2つの防水機能」を新しくすることにあります。屋根材だけでなく、その下に敷くルーフィングも経年で防水性能が低下するため、両方を新設することで、屋根本来の防水性を確実に取り戻すことができます。

葺き替え工事との違い
屋根のリフォームには、屋根カバー工事のほかに「葺き替え工事」という方法もあります。葺き替え工事は、既存の屋根材から下地(野地板)まですべて撤去し、新しく作り直す方法です。下地の状態を直接確認・補修できる一方、解体・撤去・処分の費用がかかるため、屋根カバー工事より費用が高くなる傾向があります。工期にも違いがあり、屋根カバー工事は3〜7日程度で完了することが多いのに対し、葺き替え工事は下地の張り替えを伴うため7〜10日程度かかるのが一般的です。どちらを選ぶべきかは、既存屋根の劣化状況によって判断が必要です。
屋根カバー工事が向いている屋根・向いていない屋根
屋根カバー工事は、既存の屋根材の種類や劣化状況によって、施工できるかどうかが決まります。ご自宅の屋根がどちらに当たるか、確認してみましょう。
向いている屋根(スレート・金属屋根)
屋根カバー工事に最も適しているのは、スレート屋根(コロニアル・カラーベストなど)です。表面が平坦で軽量なため、上から新しい屋根材を重ねても建物への負担が少なく済みます。2000年代初頭に普及したノンアスベストのスレート屋根材は、従来品と比べて割れや欠けが生じやすい傾向があり、築10〜20年ほどで屋根カバー工事を検討されるお客様が多くいらっしゃいます。また、既存が金属屋根の場合も、下地に大きな劣化がなければカバー工事が可能です。
向いていない屋根(瓦屋根・下地劣化)
瓦屋根はもともと重量が大きいため、その上に屋根材を重ねると建物への負荷が過大になり、原則としてカバー工事はできません。また、スレート屋根であっても、下地の野地板まで腐食や劣化が進んでいる場合は、屋根材を固定するビスが効かず、カバー工事の効果が十分に得られません。古いトタン屋根についても、技術的にはカバー工事が可能な場合がありますが、長年の結露などで下地が傷んでいることが多く、まずは下地の状態を確認したうえで工法を判断する必要があります。このような場合は葺き替え工事が基本となります。
施工できるか迷ったら:無料点検のポイント
「自分の家がカバー工事に向いているかわからない」という場合は、無料点検を活用しましょう。当店では屋根の表面状態だけでなく、可能な範囲で下地の状態も確認し、写真付きの報告書で正直にご説明しています。築年数や見た目だけで判断せず、専門家による現地調査を受けることをおすすめします。
屋根カバー工事のメリット・デメリット
屋根カバー工事を検討する際は、メリットだけでなくデメリットも正しく理解しておくことが大切です。

メリット:費用・工期・断熱性遮音性
屋根カバー工事の主なメリットは次の3点です。
- 費用を抑えられる:既存屋根の解体・撤去・処分が不要なため、廃材処理費がかからず、葺き替えより費用を抑えやすくなります。特に、古いスレート屋根にアスベストが含まれている場合、葺き替えでは特別な処分費用が加算されますが、カバー工事であれば既存屋根をそのまま残すため、この追加費用が発生しません。
- 工期が短い:解体工程がない分、一般的な戸建て住宅であれば3〜7日程度で工事が完了します。
- 断熱性・遮音性が向上する:屋根が二重構造になることで、既存屋根と新しい屋根材の間に空気層が生まれます。この空気層が外の熱や音を伝わりにくくするクッションとなり、夏の2階の暑さや雨音を軽減する効果が期待できます。断熱材が一体化された屋根材を選ぶと、この効果はさらに高まります。
デメリット:耐震性・下地劣化時の限界
一方で、以下のようなデメリットも押さえておく必要があります。
- 屋根の重量が増加する:新しい屋根材を重ねる分、建物全体の重量が増し、耐震性にわずかな影響を与える可能性があります。そのため、カバー工事には軽量な屋根材が用いられます。
- 下地の補修ができない:既存屋根の内部で劣化が進んでいても、外から見えないため対応できません。事前の点検で下地の状態を見極めることが重要です。
- 選べる屋根材に制限がある:重量のある瓦屋根材などは使用できず、軽量な金属屋根やアスファルトシングルなどに限られます。
- 施工後の不具合に気づきにくい:屋根が二重構造になることで、万が一施工不良があっても内部を直接確認しづらくなります。そのため、施工実績が豊富で、板金加工や防水処理の技術が確かな業者を選ぶことが、長期的に安心できる仕上がりにつながります。
選べる屋根材ラインアップ(当店の施工実績多数)
屋根カバー工事で使用する屋根材は、軽量であることに加え、デザイン性・耐久性も重要な選定ポイントです。当店で施工実績が多く、お客様からのご相談も増えている3つの屋根材をご紹介します。

スーパーガルテクト(アイジー工業)
スーパーガルテクトは、アイジー工業が販売する断熱材一体型の金属屋根材です。表面はガルバリウム鋼板をベースに高耐久塗装が施されており、美しい仕上がりと高い耐久性を両立しています。断熱材が裏面に一体化されているため、屋根カバー工事後に「夏の2階の暑さがやわらいだ」というお声を多くいただいている屋根材です。塗装の種類によっては15年程度、再塗装が不要とされており、メンテナンスの手間を抑えたい方にも適しています。当店でも多数の施工実績があります。
ディーズルーフィング ディプロマットスター/Ⅱ
ディプロマットスター/Ⅱは、ディーズルーフィング(ディートレーディング)が展開する石粒付き屋根材です。表面は自然石粒(グラナイト)にセラミックコートを施しており、色あせが少なく長期間美観を保持できることが特徴です。また、石粒の効果により鋼板への熱伝導が抑えられ、屋根材と下地の間に空気層を確保しやすいため、遮熱性にも優れています。金属屋根特有の「安っぽさ」を感じさせない重厚な質感が、洋風・和風どちらの外観にもよく合います。当店では町田市・相模原市エリアで多数の施工実績があり、重厚感のある仕上がりを希望される方に選ばれています。
アスファルトシングル
アスファルトシングルは、ガラス繊維にアスファルトを含浸させたシート状の屋根材で、表面に石粒を吹き付けることで、洋風住宅にもよく合うデザイン性の高い仕上がりになります。軽量で加工性が高く、複雑な屋根形状にも柔軟に対応できるため、費用を抑えつつデザインにもこだわりたい方に適しています。金属屋根と比べて雨音が響きにくいという特性もあり、静音性を重視される方からのご相談も増えています。当店でも施工実績が多数ございます。
屋根カバー工事の費用相場
屋根カバー工事の費用は、屋根材の種類や施工面積によって変動します。事前に目安を把握しておきましょう。
屋根材別の費用目安
| 屋根材 | ㎡単価目安 | 耐用年数目安 |
|---|---|---|
| アスファルトシングル | 5,000〜8,000円 | 15〜25年 |
| スーパーガルテクト | 7,000〜10,000円 | 30年以上(15年間再塗装不要) |
| ディプロマットスター/Ⅱ | 8,000〜12,000円 | 30年以上 |
一般的な戸建て住宅(屋根面積80〜100㎡程度)であれば、足場代(15〜25万円程度)、防水シート施工費、棟板金など付帯部材の費用を含めて、総額80万〜150万円程度が目安です。実際の費用は屋根の形状や勾配、下地の補修有無によって変動しますので、無料点検・お見積りでの確認をおすすめします。
葺き替えとのコスト比較
同じ規模の屋根で葺き替え工事を行う場合、解体・撤去・処分費用が加わるため、屋根カバー工事より50万〜100万円程度高くなる傾向があります。特に、築年数の古いスレート屋根はアスベストを含んでいる場合があり、葺き替えの際は追加の処分費用(20万〜50万円程度)が発生することもあります。下地が健全であれば、屋根カバー工事の方が経済的な選択となるケースが多くなります。

町田市・相模原市で増えている屋根カバー工事の傾向
最近、当店では屋根カバー工事に関するご相談・工事件数が増加しています。その背景には、地域特有の事情があります。
台風・強風対策としての相談増加
近年、台風や突風による屋根材の飛散・破損の被害が増えており、それを機に「今のうちに屋根全体を見直したい」というご相談を多くいただくようになりました。特にスレート屋根で経年劣化が進んでいるお住まいでは、強風で屋根材が飛散するリスクが高く、早めの屋根カバー工事によって耐風性を高めることが有効な対策となります。
当店の施工実績
当店では、町田市・相模原市エリアを中心に、スーパーガルテクト、ディプロマットスター/Ⅱ、アスファルトシングルによる屋根カバー工事を多数手がけてまいりました。屋根の形状や立地条件、ご予算に応じて最適な屋根材をご提案し、施工後のアフターフォローまで一貫して対応しております。
屋根カバー工事の施工の流れ
実際の工事がどのように進むのか、標準的な流れをご紹介します。

事前調査〜下地確認
まずは足場を設置し、既存屋根の表面を高圧洗浄などで清掃したうえで、劣化状況と下地(野地板)の状態を確認します。この段階でカバー工事が可能かどうかを判断します。太陽光パネルやアンテナなど、撤去・移設が必要な設備がある場合もここで確認します。
防水シート設置〜屋根材取付・仕上げ
下地確認後、防水シート(ルーフィング)を敷設します。その上から選定した屋根材を軒先から順に取り付け、最後に棟板金の設置とシーリング処理を行い、仕上げチェックを経て完了となります。一般的な戸建て住宅であれば、足場設置から撤去まで含めて1週間程度が目安です。
屋根カバー工事に関してよくある質問
Q. 台風などの自然災害で屋根が傷んだ場合、火災保険は使えますか?
風災・雪災などの自然災害による損傷であれば、火災保険が適用される場合があります。ただし、カバー工事自体が保険適用の対象になるかは損傷状況や保険会社の判断によって異なりますので、当店では現地調査の際に損傷状況を確認し、申請に必要な資料作成もサポートしています。
Q. スーパーガルテクト、ディプロマットスター/Ⅱ、アスファルトシングルはどれがおすすめですか?
断熱性を重視する方にはスーパーガルテクト、重厚感のある美観と遮熱性を重視する方にはディプロマットスター/Ⅱ、コストとデザイン性のバランスを重視する方にはアスファルトシングルがおすすめです。ご予算やご希望の仕上がりに応じて、現地調査時に最適な屋根材をご提案いたします。
Q. 工事中は在宅している必要がありますか?
工事期間中、基本的にお客様が常にご在宅である必要はありません。ただし、工事初日と完了日には状況確認のためお時間をいただく場合があります。詳しい工程は事前にご説明し、ご不明点があればいつでもご相談いただけます。
まとめ
- 屋根カバー工事は既存屋根を残したまま新しい屋根材を重ねる工法で、費用・工期を抑えやすい
- スレート屋根・金属屋根は向いているが、瓦屋根や下地劣化がある屋根は不向き
- 断熱性・遮音性が向上する一方、耐震性への影響や下地補修ができない点に注意が必要
- スーパーガルテクト・ディプロマットスター/Ⅱ・アスファルトシングルなど、目的に合わせた屋根材選びが重要
- 町田市・相模原市エリアでは台風対策としての相談が増加傾向
「うちの屋根はカバー工事ができるのだろうか」「どの屋根材が合っているのだろう」——そんな疑問をお持ちの方は、まずは無料点検でご自宅の状態を確認してみませんか。町田市・相模原市エリアで施工実績豊富な当店が、丁寧に診断・ご提案いたします。今すぐ無料点検・お見積りのお問い合わせをお待ちしております。





